「子育て」と聞いてどんなイメージが沸きますか？私は10代や20代前半の時は、赤ちゃんは可愛くて幸せの塊みたいで毎日が楽しくてしょうがないだろうなと思っていました。そして、実際結婚し現実味を帯びてくると、「人間を育てる」「親に責任がある」というようなイメージになり少し荷が重く感じてきました。
子育ての現実
結婚して子育てのイメージが変わったのですぐではなく1年半程して1人目を出産しました。1人目の子育てはわからないことばかり、初めてのことばかりで気持ちに余裕がない子育てだったと思います。2か月めで体も心も落ち着いてきたところで予防注射が始まります。その量の多さに驚きました。そして初めての離乳食作り。あまり食べてくれない子だったったので苦戦しました。トイレトレーニングや断乳など思うようにいかないことも多く精神的にきついと感じることもありました。初めの１年は成長も目覚ましくその成長に合わせていくのに必死になる反面、早く首が座ったら、自分で座れるようになったら。。。と早く大きくなって欲しいなと願ってみたりもしていました。それから１人目は１対１なので時間管理が割とでき早寝早起きや児童館へ出かけたりできていました。
2人目が生まれると当たり前ですが親対子供の数が1対２になります。それぞれの子に付きっきりにはなれなくなります。下の子は上の子を見ていたり、1人でさせることが早くなってしまい、できるようになることが早いと思います。その為「下の子はいつの間にか大きくなっている」とよく言われるように、成長を早く感じると思います。上の子は取り合って欲しくなってできることもしてもらいたくなり赤ちゃん返りや物を隠したり、爪嚙みをする等の行動をすることがあります。そして、下の子はその子だけの時間でなく上の子のスケジュールに合わせないといけなくなったり、上の子ほどその子の為に外出するということが減っていきました。成長も1度上の子で経験しているので驚きが減ったり、成長が遅かったり何か問題が生じてもあまり動じず大丈夫いつかできるようになると思え、時間に余裕が無くなっても気持ちに余裕ができたりします。さらに、上の子とは環境も違います。生まれた時から上の子の玩具があるので安全面の配慮も必要になります。
3人目になると子供の数が大人(両親）の数を超えます。そのため１対１で関わると必然的に１人の子は1人でしなくてはいけないことが増えていくのです。その１人になりやすいのは１番上の子です。また、3人目の子の外出は上2人の行事で小さいうちから連れまわしてしまうことが多くなってしまいます。もちろんその子と2人の時間も上2人に比べると少なくなりますし、ますます成長を早く感じ、いつの間にか大きくなっている、「早く大きくならないで」という感情が出てきたりしました。
親としての苦悩・課題
3人子供がいるとそれぞれに1対１で関わることが難しくなります。1人1人の要望に応えてあげられなくなったり、どうしても上の子に我慢させたり、お願いしてしまうことが増えてしまうのです。お出かけや食事等上の子に合わせると下の子に申し訳なくなるし、下の子に合わせると上の子は物足りなくなってしまいます。１日のスケジュールは上の子たちに合わせて進んでいくので一番下の子からすると寝る時間が遅めになったり、お昼寝がゆっくりできなかったりする日もあります。また、誰か1人でも病気にかかってしまうと（子供が小さいと）隔離できず順にうつっていってしまいます。特に学校や幼稚園に行っている子から感染して一番下の子にもうつるというパターンが多かったです。そうなると機嫌も悪くなりますし対応が大変で思うように動けず家事も進みません。さらに、うちはまだ直面していることではありませんが今後成長していくと、個人の部屋をどう作るか（部屋の間取り的にどうするか、男女で分けるかなど）、習い事をどうするか（3人別々だと送迎の面で厳しかったり、費用の面でも悩みます）、学費や食費等経済面での不安も出てくると思います。
それらの問題・課題に対して、私はまず1日のうち少しでも1人1人の時間を作るよう心がけています。例え5分でも話を聞いたり、一緒に何かをしたりするようにしています。また、ストレスの度合いを見て休日その子と二人でお出かけしたりする時間を作るようにしています。そして兎に角健康管理、食事や睡眠、症状が軽いうちに対処する等してひどくならないように気を付けています。
まとめ
1人目の育児の時とは2人目３人目となるにつれ時間の流れが変わっていきます。そしてそれぞれの子に我慢が強いられてしまいます。それでも心の成長にはプラスになるよう、兄弟が多いことは楽しくて幸せなことだと感じてほしいと思っています。そのために親としてどう子供たちの成長や日々の生活に向き合っていくか考えながら進むしかないと思っています。
子育ては子供が生まれた瞬間から始まり、子供が1人でも何人いてもそれぞれの大変さがあります。お母さんが少しでも穏やかに笑顔で過ごせることが一番大切なことではないかと私は思います。ストレスを溜め過ぎないよう一緒に頑張りましょう！
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